阪神・岡田監督 連敗ストップも「すんなりいかんなぁ」打順変更的中も終盤にムード一変

 「東京ヤクルトスワローズ2-4阪神タイガース」(1日、神宮球場)

 楽勝ムードが終盤に一変した。接戦を制し、連敗を3で止めた阪神・岡田彰布監督は会見場に現れると「すんなりいかんなあ」と自ら切り出し、疲れた体をソファに預けた。

 勝負の9月に動いた。打順変更を示唆していた通り、ミエセスを来日初の3番に抜てきし、13打席無安打だった森下を6番に下げた。背番号1はプロ初の1試合2発と奮起。虎将の思惑が的中し、「発奮したんやろ」と笑みを浮かべた。

 全てが順調に進んでいたが、4点差の八回に雲行きが変わった。村上の後を継いだ岩貞は、大山の失策も絡んで1死満塁から1点を失い降板した。桐敷、石井の継投でしのいだが、ミスによる自滅を不安視していた指揮官の危惧が現実のものとなりかけた。

 ただ、勝ち切ったことは何よりも大きい。「曲がりなりにな、一つ勝ったいうのは、明日からもうちょっと出るから。はっきり言うて」と連敗の呪縛から解き放たれたと分析した。“アレ”への道筋を描き「そんなにすんなりいかんよ、9月は」と覚悟した。際どい勝負も一つ一つものにしていく。

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