「阪神タイガース２－４横浜ＤｅＮＡベイスターズ」（３０日、甲子園球場）

　優勝マジック再点灯を狙った阪神は連夜の逆転負け。２位・広島が勝ったため、ゲーム差は５に縮まった。甲子園に戻って優勝マジックが消えて連敗、今季４度目の３連敗となった。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は「この連敗を今後にどう生かせるか」と指摘した。

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　大竹投手は六回に牧選手に３ランを許したが、攻め方が悪かったわけではない。初球は内角低めの足元へのボール球。続く２球目に坂本捕手が内角を要求したことも間違っていないと思うが、それが真ん中低めに入ったところを捉えられた。悔やむのであれば狙い通りに投げきれなかったことだろうが、ただそれも見逃せばボールと判定される可能性もあった低めへの一球であり、打った牧選手を褒めるべきだろう。

　チームとしては痛い連敗だが、ただ負けたというだけで終わらせてもらいたくない。敗れた結果は変えられないので、当然選手も考えているだろうが、次にどう戦うかだ。

　特に牧選手にはこの日だけでなく、前日には岩崎投手がホームランを打たれている。牧選手から見て阪神は相性のいい球団ではあるが、逆に抑えている球団もあるわけで、弱点や傾向などのデータを踏まえて、いかに対策を立てられるか。まだＤｅＮＡとの対戦があることを考えても、この連敗の反省を今後に生かしてもらいたい。