阪神 マジック消滅 守護神・岩崎がまさかの大乱調で逆転負け 佐野、牧にプロ入り初の2者連続弾

 9回、牧(後方左)に勝ち越しソロを浴びた岩崎(撮影・中田匡峻)
 9回、岩崎の交代を告げ、ベンチに戻る岡田監督(撮影・高部洋祐)
 9回、降板する岩崎。左は出迎える西勇(撮影・高部洋祐)
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 「阪神タイガース2-3横浜DeNAベイスターズ」(29日、甲子園球場)

 阪神がまさかの逆転負けを喫し、2位の広島が勝ったため、優勝マジックが消滅した。2点リードの九回、守護神・岩崎が先頭の蝦名に中前打を許すと、続く佐野には右中間に同点2ラン。さらに続く牧には左越えに勝ち越しのソロを浴びた。岩崎はここまで被本塁打0で、23試合連続無失点中だった。

 坂本が大仕事を果たし、勝利を導くはずだった。両軍無得点の八回2死二塁。ウェンデルケンから値千金の右前適時打を放ち、待望の先制点を入れた。続く2死一、二塁では代打・ミエセスが左前適時打で追加点。終盤に猛虎打線が勝負強さを発揮した。

 両軍無得点の四回。大山がチーム初安打の左前打を放ち、相手の失策と四球で2死満塁。ここで満塁打率・500を誇る木浪に回ったが空振り三振に倒れた。

 先発した西勇は7回3安打無失点と好投。初回はわずか9球で三者凡退に抑える上々の立ち上がり。五回まで2安打に抑えるなどテンポよくアウトを重ねて味方の援護を待った。二塁すら踏ませない圧巻の投球を披露するも、七回先頭の打席で代打・原口を送られて降板。得点は入らず、白星はつかなかった。八回を岩貞が締め、九回は岩崎が抑える流れだったが、まさかの2被弾となった。

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