阪神・村上 4・12の快投“完全再現”狙う 135日ぶり東京D先発へ「いいイメージはある」

 阪神の村上頌樹投手(25)が24日、甲子園球場で行われた指名練習に参加し、先発予定の25日・巨人戦(東京ド)に向けてキャッチボールなどで最終調整を行った。

 “アレ”以来となるマウンドに村上が帰ってくる。135日ぶりの東京ドームでの先発へ「いいイメージはあるので、そのイメージのまま入りたい」。短い言葉に自信が満ちていた。4月12日。プロ未勝利の右腕が7回完全の快投を見せた。快挙目前に降板を告げた岡田監督の決断が議論を呼ぶと共に、「村上頌樹」の名を球界に知らしめた。虎将も「村上はアレ以来か、東京ドームでは」と感慨を込めてつぶやいた。

 「あの試合があったから今があるかもしれない。次もできるようにしていきたい」。村上は“完全再現”へ力を込めた。今季は先発ローテの中心として7勝を積み上げた。目標とする2桁勝利を視界に捉え「やっぱりしたいという気持ちは強い」と大台への意欲を隠さない。さらに手に入れたい勲章もある。防御率1位だった広島・床田がこの日のDeNA戦で3失点し、1・99の村上が再びトップに浮上。「防御率のタイトルに関しては絡んでいきたい」ときっぱりと口にした。

 立場は変わったが、失っていないものもある。「毎試合打たれたら(2軍に)落ちるんじゃないか」。背水の覚悟は今も変わっていない。躍進の原点となった場所に“虎の村神様”が再び降臨する。

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