阪神 後半戦初の逆転負けで10連勝ストップ…優勝マジック初点灯持ち越し 雨にたたられ島本が連続適時打許す

 6回、連続適時打で勝ち越しを許し、肩を落とす島本(右から2人目)=撮影・田中太一
 7回、選手交代を告げベンチに戻る岡田監督(撮影・高部洋祐)
 9回、森下が三振に倒れゲームセット(撮影・高部洋祐)
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 「広島東洋カープ7-6阪神タイガース」(15日、マツダスタジアム)

 阪神は後半戦初の逆転負けで連勝が10でストップ。優勝へのマジック「29」点灯は次戦以降へ持ち越しとなった。

 打線は森下がプロ初の4打点と躍動した。初回に大瀬良から左翼スタンド上段への2ランで先制すると、同点の三回には勝ち越しの2点適時二塁打を放った。直後に佐藤輝も適時打で続き、さらに1点を追加した。

 しかし先発の西純はピリッとせず。初回、小園に2ランを被弾。味方の援護で3点リードとなった五回には西川、代打・会沢に2者連続適時打を浴び2点を失い、1点差に迫られるなど、5回6安打4失点でマウンドを降りた。これで阪神は3試合連続で先発投手が5回で降板する異常事態だ。

 当然、負担はリリーフ陣にかかってくる。悪夢が襲ったのは1点リードの六回だった。2番手・馬場が先頭のデビッドソンに同点ソロを被弾。雨天中断を挟み登板した島本は小園、西川に連続適時打を浴び2失点。連勝中は鉄壁を誇ってきたブルペン陣が試合をひっくり返された。

 八回に森下がこの日4安打目となる右前打、大山が右中間二塁打で無死二、三塁と一打同点の好機を作った。しかし佐藤輝、代打・糸原が連続三振。さらに代打・原口も凡退し、追いつくことができなかった。九回には中野の左前適時打で1点差に迫ったが、あと一歩届かなかった。

 勝てば優勝マジックが初点灯し、1982年以来、41年ぶりとなる11連勝で長期ロードの勝ち越しも決まるはずだった。だが最大3点リードを守ることができず、後半戦では初の逆転負け。岡田監督は「普通にやったたらええ言うてるやん。普通にやらんからこんなんになるんや」とミスも相次いだチームに苦言。リリーフ陣の登板もかさんできているだけに、先発投手の奮起が必要だ。

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