阪神・大竹 抹消後初シート打撃登板 16日・広島戦で復帰先発へ 和田2軍監督も太鼓判「全く問題ない」
体調不良により特例2023対象選手として先月30日に出場選手登録を抹消された阪神・大竹耕太郎投手(28)が10日、鳴尾浜球場で、抹消後初のシート打撃に登板した。15日ぶりとなった打者相手の投球に「どこも悪いとこなく投げられたんで十分かな」と納得顔。岡田監督も大竹の再昇格を示唆し、16日・広島戦(マツダスタジアム)で復帰先発する見込みとなった。
炎天下の鳴尾浜のマウンドで確かな復調を示した。大竹がシート打撃で打者10人と対戦。「バッターが立った時の感覚って、やっぱ違うんで。バッターに投げないと得られない。その辺をやりたかったので、わざわざやらしてもらった」。“調整登板”に明確な狙い持って、前半は直球主体で、後半は変化球も交えたより実戦的な配球で、力のこもったボールを投げ込んだ。
最初の中川を一邪飛に打ち取ると、続く遠藤は見逃し三振。戸井のゴロでは素早いフィールディングも見せた。7月26日・巨人戦(甲子園)以来、15日ぶりの打者との対戦にも、ブランクを感じさせることはなかった。
安打性4本を浴びたものの「細かいコントロールとかはシートっていうのもあるし。試合に入ったらおのずとできてくるのかなと思うので、心配はしていないです」と修正点を挙げつつ、頼もしい言葉を残した。和田2軍監督も「全く問題ない」と太鼓判を押した。
東京ドームでの巨人戦前には岡田監督が、「大竹がいけるからなあ。大竹は(投げたくて)うずうずしてるやろ」と再昇格を“予告”。16日・広島戦での復帰先発が濃厚となった。広島戦は今季4試合で3勝0敗、防御率0・30と抜群の相性を誇る左腕。真夏のコイ料理で再出発を飾る。
関連ニュース




