阪神・岡田監督「強なってるんちゃう」「負けないことが大きいわな」宿敵・巨人を撃破して今季最多の貯金19
「読売ジャイアンツ6-7阪神タイガース」(8日、東京ドーム)
阪神が巨人の追い上げを振り切って今季3度目の5連勝。貯金を今季最多の19とし、2位・広島とのゲーム差を3・5に広げた。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビュー)
-なんとか勝ち切った。
「いやいや、まあ同点やと思っていたところをね、中継(プレーで)で。まあ一回も追い越されなかったというのが大きかったですね」
-リクエストが明暗を分けた。
「いやいや、まあね。ずっとシートノックというか、連係とかね、ずっと言っていたことが一番いい時に生きたですね」
-七回には加治屋が三者凡退で流れを渡さなかった。
「そう、だからね。ちょっと入れ替えで。ちょっと発熱とかで、本当にきょうはそれがモロに出てしまったというような、あと1イニングをどうしようかというのは、あったんだけど、まあ打たれながらも追い越されなかったというのがやっぱり大きかったですね」
-先発の西純は6回4失点。
「いやいや、2点ね、(最初に)失ったけど。まあ、ここはホームランは出るんで。もうちょっと慎重にいってほしかったですね」
-きょうも1点差で岩崎が最後を締めた。
「もう岩崎しかいないんで。もう信頼をして出しているんで。大丈夫と思います」
-森下がホームラン。
「いやあ、もう1点差なってね。やっぱ大きかったですよ、はっきり言うて」
-打って欲しいところで打ってる。
「いやいや、もうその通りですね。(リードが)3点やったんでこれで安心したんですけどね」
-菅野をKO。
「ずっとヒットは出てたんで、まあ、あとチャンスでもう1本というのはね。ヒットの割に点が取れてなかったのはあるんですけど。そういうのはあったかなと思いますね」
-明日先発のビーズリーには。
「いやいやもう、この間初勝利挙げたんでね。その通りのピッチングして欲しいですね」
(記者囲み)
-森下はフルカウントから粘った。
「あそこはもうエンドランじゃなしにね、スチール…ゴロ打つんじゃなしにな」
-大きかった。
「そら大きいよ、あそこは」
-八回も追い越されなかった
「こっちから見てもアウトと思ったけどな、前でタッチしとったからな」
-中継プレーがチームに浸透している。
「いやいや、だから一番大事なところで出たようなあ、やっぱりなあ」
-ケラーもよく抑えた。
「いやいや、もうなあ、石井がいてなかった、もう、ほんとやったら石井いっとったよ、なあ。まあ、だから、馬場にかけたけどなあ、ああいうふうになったからもう、ねえ、やっぱり三振取れんのはケラーやな、おーん。で、やっぱり何ていうの、小さいことやらんバッターになってからな、長野とブリンソンやろ。だからケラーの方がええかなと思た」
-最終回を抑えた岩崎はさすが。
「いやいや、もうずっとね、だいぶちょっと負担かけてるけどなあ」
-打線が好調で、先手先手で点を取れてるというのは。
「どっかでな、もう1本出たら楽なんやな。その、追加点っていうか、なんかもう、ここでね、あと1点に2点取ってたら、もうね、もうだいぶ、向こうもね、もう、戦闘能力なくなるみたいな。だから、2ラン、ソロはそうでもないけど、やっぱ、2ラン、2ランとかなったら、やっぱりここは、この球場は怖い」
-岩貞は。
「先頭のフォアボールやろ。先頭のフォアボールやろ、絶対」
-死に物狂いで巨人も来るが、しっかり勝ち切れたのは大きい。
「勝ち切れたというか、勝ちゲームやからな。5対0からのスタートやからな。3回までにな。いや、勝ち切れたよりも、やっぱ絶対勝たなあかんゲームになってしもうたわな、そういうのは、そういう時の方が結構しんどいよ。最初にああやって点差空いた方がな」
-勝って当然みたいな?
「そういう展開になるからなあ。シーソーゲームの方がまだな、楽なことは楽やわ。はっきり言うてな」
-その中で貯金がまた1つ増えた
「うん。まあ、まずやっぱりな、6連戦の今日な。1つ勝っておけば、ね、だいぶ後々が楽になるなと思ってたからね。そういう意味で、うまいこと先制したから。だから、結局は、ねえ、落とせんゲームになってしもうたわな。結局は。落とせんゲームいうことは、しんどいゲームになってしもうたいうことや。しのがなあかん展開になってしまうもんな、結局は。シーソーゲームの方が楽やで。どっちに転ぶかわからんゲームの方が楽や」
-こういうゲームはチームを強くする?
「おん。強くするて、強なってるんちゃう。だから、こういう風に負けないことが大きいわな。やっぱりな。1点差やけどな」