「東京ヤクルトスワローズ２－４阪神タイガース」（２３日、神宮球場）

　阪神は執念の逆転勝利で後半戦初勝利。七回に連続バントからの代打・渡辺諒の一ゴロ間に決勝点をもぎ取った。岡田監督は「泥くさい、ええ１点が入った」と目を細めた。無死一塁からバントの打球にバックスピンがかかり内野安打にした梅野には「大台（２割）が見えたやろ」と上がりつつある状態に手応えを口にした。

　試合後の一問一答は以下の通り。

　－伊藤将は最初の１点だけだった。

　「いやいや、もうなあ。２回、３回ぐらいなあ、やられているからなあ。なんとかなあ。ずっとええピッチングしとったけどなあ」

　－初回、１点で乗り切ったのが大きかった。

　「そうやなあ。まあ、あそこでもう１点はしょうがないからなあ。まあ、ずっと簡単にバントと思っていってしまったんやろうな、あれなあ。でも、あれなあ、サンタナでゲッツーとれたからなあ。大きかったよ」

　－六回も佐藤輝のエラーで嫌な感じになったが。

　「おーん。まあ、だから。なあ、１－１で。なあ。まあ次の点いうところやからなあ。まあ、あっこはよう踏ん張ったよな。球数も、あそこでちょっと増えたからなあ。なんか、ええイニング（七回）で、ええ１点が入ったよ、なんか泥臭い、なんか変なのが」

　－１つ勝ちがついてきっかけに。

　「そうやな。６連戦でいくと最後の登板なるけど、イニング稼げるからそういう意味では白星付いたのが大きいよな」

　－近本のプレーが大きかった。

　「いやいや、向こう（中堅）見えへんねん。ちょっと下がってるやろ。森下のアレも見えへんかったよな。捕ったかどうかが。ランナーからは分かるんやろうけど、ベンチからものすごい見づらいよな」

　－あれで救った。抜けていれば。

　「やっぱりそういうな、失点防ぐというかな。やっぱりこういうゲーム展開やからな、そういうの大きいよな」

　－梅野のバントもツキがあった。

　「おおう、うまいことスピンかけたんやろ？戻ってきとったもんな。そら、アイツもゴルフやるから、うまいことスピンをかけれるよな」

　－梅野も当たりが戻ってきた。

　「おう、ちょっと戻ってきとんな、おう」

　－状態は上がってるか。

　「上がってる、上がってる。やっと大台（打率２割台）乗りそうやもんな。あと１本で大台乗るんちゃうか」

　－結果的には８回の２点が大きかった。

　「いやいや、ここはもうそら１点じゃなあ、おーん。３点差なって、ちょっとはな、あと２イニングで、ソロホームランオッケーみたいな感じで、ホンマにソロホームランやったけど。なあ、ここはちょっとなあ。１点とかならきついよ、この球場はな」

　－あそこは２－１の１点差だったとしても８回は浜地を？

　「もう、浜地いくつもりやった。まあ、石井もあれでな、いないし。だから、浜地ひとりやなしにな、左も含めてな。でも、３点開いたからな。それはだいぶ楽になったよな。うん」