阪神・前川 また高橋宏を攻略 電光石火の先制タイムリー放つ「毎回毎回が勝負」
「阪神4-6中日」(15日、甲子園球場)
鮮やかな速攻劇だった。絶好のチャンスを逃さなかった阪神・前川右京外野手。痛烈な先制パンチを当てただけに、敗戦に悔しさは残った。
「中野さんが送ってくれたので、何とかランナーを返そうと思って打席に立った結果がいい結果につながったので、あの1点は価値ある1点かなと思います」
初回だ。先頭の森下が二塁打で出塁し、中野が犠打を決めて1死三塁の好機で打席を迎えた。1ボール2ストライクからの4球目、中日・高橋宏が投じた154キロの直球に反応。鋭い打球は前進守備の一、二塁間を抜け、右前へ。流れに乗る一打で先制した。
またも、高校時代からのライバルを攻略。智弁学園2年時に中京大中京3年だった高橋宏と対戦経験があり、結果は3打数1安打。だが、プロ入り後は初対戦となった6月28日の同戦で2安打を放つなど、前川に軍配が上がる。
前半戦も残り2試合。与えられた出場機会を生かそうと、懸命に存在感を発揮している。「毎回毎回が勝負だと思う。また明日から切り替えて、もう一回イチからスタートしないといけない」と前川。目の前の打席に全集中力を注ぎ、チームの勝利に貢献する。
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