阪神・岡田監督「どう見るの?あれを」「甘かったやろ」「相当差されてるけどな」最後通告した佐藤輝の左前打に

 DeNAに勝利し、青柳(17)らとタッチを交わす岡田監督(80)=撮影・高部洋祐
 5回、安打を放った佐藤輝(手前)を見つめる岡田監督(後方中央)=撮影・中田匡峻
 5回、左前打を放つ佐藤輝(撮影・高部洋祐)
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 「阪神7-2DeNA」(11日、倉敷マスカットスタジアム)

 阪神は1軍復帰登板となった青柳が7回2失点の好投で3勝目。打線では三回2死満塁から木浪が走者一掃の3点適時二塁打。木浪五回にも2点右前適時打を放つなど3安打猛打賞の活躍で、プロ入り初の1試合5打点と爆発した。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。

 (テレビインタビュー)

 -復帰登板の青柳の印象は。

 「いやいや、三回まではね完璧で。まあ、コントロールがね、良かったですね。ボールも低くいってね、ちょっとあの打順の時にね、ちょっと2点取られたですけど、あとはしのいで、五回もちょっと、逆にコントロールがよすぎるからね。みんな低めを何かね、上から、戸柱なんか叩きつけてやるから。でね、高め行け言うたんですよね。関根の時はうまいこと高めでアウトが取れたんで、それはまあ1つ収穫、これからのね登板で、収穫かなあと思いますね」

 -球宴以降に向けても、青柳の復活は大きい。

 「いやいやもう、ちょっとね、あまりにもなんかこう切羽詰まったじゃないけど、今日の登板をね、気にしてるようだったから。だからそんなん関係ないって言うたんよね。試合前に。今日どんなピッチングしようが、お前、後半戦はね、ローテーションで投げなアカンわけやからって。楽に行けと。今日は。はい」

 -打つ方は木浪デー。

 「そうですね。やっぱり2アウトからね。だから、どうだろう、やっぱりフォアボールがうまく絡んでいるというかね。1点ずつ取るというのもあるけど、フォアボールが絡むと2点、3点となるんで。今日は大きかったですね」

 -梅野がおそらくヒットエンドラン?

 「おそらくじゃなしにヒットエンドランですよ」

 -良い流れで点が入った。

 「いや、動かないとね。点がずっと入らないからね。その前も結構、ランエンドヒットみたいな形で走ってたけど、なかなかかみ合わなかったから。あそこはね、スチールじゃなしにね。だいたいみんな初球ね、ストライクゾーンにきとったからね。あの打球も良かったですね」

 -森下が活躍。

 「あの、まあね、右の時にね。あれは良いかどうか分からないけど、2アウトセカンドで結果的にはすごく大きなね、試合決める1点なったし、まあ、ね、これから徐々にそういう形でね、まあ近本がいない間ね、おーん、1番でもいいかなという気にはなりますね、やっぱりね、はい」

 -4得点以上も2桁安打も9試合ぶり。

 「中日以来ですかね」

 -打線は上向きと捉えていいか。

 「それはね、計算してましたよ、七回くらいで、おーん。ちゃんと計算してましたね、おーん(笑)」

 -上向きと捉えていいか?

 「いやいや、明日ね、おーん。まあ久しぶりに初戦をね、それも中日戦ね、甲子園の中日戦以来だと思うんだけど、いい形で取れたんでね、明日、甲子園帰って、前回負けてるピッチャーなんでね、また、みんなでつないで点取るというか、そういう形でね、明日もやっていきたいですね」

 -4年ぶりの倉敷で快勝。連勝も6月3、4日以来。

 「いやいや連勝は、それはあんまり意識してなかったですけど、おーん。前回はね、横浜で向こうの相手のホームでやられてるんで、ちょっと極端になるんだけどね、DeNA戦はね、ホームとビジターで。そういう意味でも明日ね、明日とれば大きいと思うし、このいい流れで明日もね、ほんとね、今日まではいかないけれど、ある程度点取っていきたいですね」

 (記者囲み)

 -青柳はカウント負けせず投げていけた。

 「今日はコントロールが良かったよな。それも低めでな、結構いっとったしね。まあ、そんな逆球もなかった。宮崎の打席ぐらいかな。宮崎のスライダーくらいやんか、インコースが逆に来たのは」

 -球数80で降板は今後を見越して?

 「まあ、そら後半戦ね、ある程度ピッチングしとったら、今日なんか完投をね、そういう球数だけど、久しぶりにね、最初から7回投げてくれたらいいわと思うてたから」

 -青柳は自分で結構、追い込んでいる感じがした。

 「うん。だから、ずっと、何て言うのかな。それは新聞のコメントよ。ほんとのコメントかどうかオレは知らんけどな。青柳が言うたかどうか。何かなあ、ちょっと、こう、切羽詰まったみたいなな、ああいうのを言うとったから。試合前に呼んだんよ。マッサージ終わってから、もう試合寸前にな。『そんな気にすることない』っていうのを」

 -青柳も1カ月半2軍で調整してきた。

 「いや、そら、もうな。やっぱり、そんだけ離れたら。やっぱり、そら心配だろうし、いくら昨年も一昨年も2桁勝ってるピッチャーでもな。こんだけ離れることはなかっただろうし。おーん。まあ、離れてる間も、最初はやっぱり、そんな内容的にもよくなかったからな。最後は良かったけどね。最後は。本当は雨で今日なったけど、日曜日に行くっていうのはそれの最終登板である程度、ピッチングできとったからね。ブルペン見たけど、ちょっと戻ってきている。今日は良かったらしいよ。試合前はブルペン。だからある程度はいけるかなと思ったけどね。いい形でね。1点とかじゃなしに3点が大きかったんじゃないかな。あそこの木浪の3点が大きかったと思うけどね」

 -佐藤は逆方向へのヒットが出た。

 「どう見るの?あれを。初球の真っすぐをどう見るの。真ん中ぐらいちゃうの?甘かったやろう。こっちからは分からへんけど、あのコースにいくということは甘いボールやろうなと思ったけどな。相当、差されてるけどな」

 -DeNAにやり返せて良かった。

 「まだ今日1試合やん、まだ明日、明後日あるんやから、それはまだ」

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