阪神・村上 今季ほぼ同成績の同級生右腕・由伸と初対決へ「しっかり勝ちたい」

 阪神の火曜日の男・村上が13日、同い年のスーパーエースと激突する。報道陣から山本との直接対決について問われると、表情がキリッとした。

 「本当にすごいピッチャーですし、投げ合えることがとても楽しみです。やっぱり同級生なので、やるからには負けたくないですし、しっかり勝ちたい」

 純粋に投げ合えることへの楽しみもあれば、同い年としての負けられないプライドもある。高校時代の実績で言えば、都城で一度も甲子園に出場できなかった山本より、2016年センバツで智弁学園を優勝に導いた村上が上回る。

 その後は村上は東洋大に進学し、山本は高卒でオリックスに入団。村上は同大でもエースだったが、ドラフト前に右前腕肉離れなど故障に苦しみ、プロ入り後も2年間は結果が出なかった。

 対照的に山本は1年目から1軍を経験。中継ぎを経て先発に転向し、21、22年は沢村賞を獲得するほどの投手に成長した。東京五輪やWBCでも世界一に貢献し、日本を代表する投手となった。

 全く違う成長曲線を描いてきた2人の右腕が聖地のマウンドで対決する。村上は投手戦へ持ち込み、チームの勝機を見いだす。「先制点をあげないことを一番にやっていきたい」と力強く決意した。

 今季は5勝2敗、防御率1・83と結果を残し、6試合連続でエース級が先発する火曜日を任されているように、岡田監督からの信頼も厚い。

 甲子園での投手指名練習では伊藤将とキャッチボールを行い、リラックスした表情を見せた。「何も気にせず、自分のピッチングをすればいいのかな」。マウンド上でやることは変わらない。山本に投げ勝ち、エース道を切り開いていく。

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