16年ぶりの9連勝に阪神・岡田監督 「そら、なかなかないやろ」球団新記録の月間20勝に向けて「まあ普通にやるよ」
「西武1-3阪神」(30日、ベルーナドーム)
交流戦に舞台を移しても、阪神の勢いは止まらない。初回、近本&中野の2者連続三塁で先制点を奪うと、村上が8回4安打1失点の好投。スコア以上の強さを感じさせる内容で16年ぶりとなる今季最長の9連勝を飾り、球団最多タイの月間19勝目を挙げた。
西武先発はアンダスローの与座だったが、近本が初球を捉えて右中間三塁打。中野も3球目を右翼線に適時三塁。電光石火の早業に岡田監督は「分からんピッチャーやからな。まあ初球。久しぶりに打ったな、近本も。まあ、そらミーティングしたけどな。まあ、なかなか初めてのピッチャーを初球から難しいけど。手出たんやろうな。自然と」と、今季は早いカウントでのスイングを控える傾向にあった近本の初球安打をたたえた。
8回4安打1失点と好投した村上については「完投さそかなと思ったけどな。最後、ちょっと力振り絞っとったからな。愛斗のところか」と言いつつも、最少失点で湯浅にバトンをつないだ今季最多112球の力投を評価した。
自身が阪神を率いた2007年以来、16年ぶりの9連勝については「まあ、そら、なかなかないやろ」と語り、31日も勝利すれば球団新記録の月間20勝到達となるが「おお。まあ普通にやるよ、普通に」と、これまで通り自然体で臨む姿勢を強調していた。