阪神破竹の7連勝で30勝一番乗り!大竹が大号泣の自己最多6勝目 新天地で輝き放つ左腕 打線一丸で奮起

巨人に勝利し、ナインを迎える大竹(中央右)=撮影・山口登
7回、近本の先制適時打に喜ぶ大竹(右から2人目)ら阪神ナイン=撮影・中田匡峻
7回、門脇から空振り三振を奪ってほえる大竹(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神3-2巨人」(27日、甲子園球場)

 阪神が今季最長タイとなる2度目の7連勝を飾った。先発の大竹耕太郎投手は7回無失点の両リーグトップ&自己最多となる6勝目をマーク。味方打線が先制点を奪った直後、ベンチで感極まって涙を流した。

 タオルで何度も何度も顔をぬぐっても涙が止まらなかった。立ち上がりから緩急自在の投球で7回までゼロを並べた。2死二塁の好機となったところで岡田監督は代打を告げ降板となり「悔しさもあった」と明かしたが、直後に打線が奮起した。

 代打・渡辺諒が四球を選び、続く近本が先制適時打を放つとベンチに座っていた大竹が号泣。目の前にいた大山に声をかけられても涙が止まらなかった。

 さらに中野が中前2点打で突き放すと、「チームプレーだなって思いました」と嬉しさのあまり顔をくしゃくしゃにした大竹。九回はブリンソンの2ランで1点差に迫られるも、逃げ切った。

 昨オフに現役ドラフトで加入した左腕は規定投球回にあと1/3回届いていないものの、防御率は驚異の0・40。チームの驚異的な快進撃を引っ張る原動力となっている。

 貯金は今季最多の「16」となった阪神。両リーグ一番乗りで30勝に到達した。

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