阪神3連勝 村上頌樹がまたまた快投 8回0封で開幕25回連続無失点 防御率驚異の0・00でトップに “村神様”対決も完勝
「ヤクルト0-7阪神」(29日、神宮球場)
阪神・先発の村上頌樹投手(24)がプロ初勝利を完封で飾った前回登板の22日・中日戦に続いて、8回2安打無失点7奪三振の圧巻の投球で2勝目。開幕から継続してきた連続無失点を25イニングに伸ばし、チームを3連勝に導いた。チームは3試合連続完封勝ちとなった。
この日、6回を投げ終えた時点で規定投球回に到達し、防御率0・00でリーグトップに躍り出た。九里亜蓮(広島)の同0・68を上回った。球団の連続イニング無失点記録は2006年に藤川球児が達成した47回2/3で、開幕からの球団記録は1963年の中井悦雄の31回。
ヤクルトの昨季3冠王、村上宗隆との“村神様”対決も完勝だった。初回、三者凡退で、二回は先頭の村上を二ゴロ。リクエスト判定の末に第1ラウンドを制すると、2打席目は遊ゴロ、3打席目は空振り三振に抑えた。
村上の好投に応えたい野手陣は、五回に小川を攻略した。先頭の佐藤輝が2号ソロを右中間スタンドへたたき込んで先制。大砲の一発が呼び水となり、坂本、木浪が連打でチャンスメークし、2死一、二塁から近本の右前適時打で2点目を挙げた。
七回に相手のミスにも乗じて追加点。坂本が無死から内野安打で出塁すると、中村の捕逸で二塁進塁。2死後、近本が2打席連続適時打となる二塁打を放ってリードを広げた。八回には佐藤輝のこの日2発目となる3号2ランも飛び出した。