阪神・森下 ハッスル美技 フェンス恐れず大飛球好捕 7日デビュー甲子園でも魅せてくれ!

 2回、死球を受ける森下
 1回、マクブルームの飛球を好捕する森下(撮影・中田匡峻) 
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 「広島3-0阪神」(6日、マツダスタジアム)

 打つだけではない。阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が守備でも全力プレーでチームを鼓舞した。

 初回、1点先制された直後の1死一塁。マクブルームの右翼フェンス際の飛球を追い、すぐさま落下地点に潜り込んだ。右手でフェンスとの距離を測りながら微調整し、タイミングを合わせてジャンプ!フェンスに体をぶつけながらの好捕で魅せた。

 「後方のフライを練習していた。いいプレーだったと思います」

 3日にマツダスタジアムで行ったナイター練習でもフェンス際の打球処理の動きをチェック。日頃から筒井外野守備走塁コーチと特訓を重ねている成果を発揮した。「練習していて損はないなと今日のプレーをやってみて思った。うまくなるために練習を重ねたい」と鍛錬のうまみをかみしめた。

 二回先頭では、初球直球が左肩に直撃するプロ初死球を受けた。倒れ込んだものの、すぐさま起き上がって一塁まで駆け足。何事もなかったかのように、「大丈夫です」と笑ってのけた。

 7日・ヤクルト戦で、ついに甲子園デビューを果たす。「やっと自分のプレーしている姿を見せることができる。すごい楽しみです」。満員の虎党を沸かせる準備は、もうできている。

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