阪神・小幡 爆肩再び! 初回、菊池の中前へ抜けそうなゴロを好捕&ストライク送球 広島リクエストも覆らず

 1回、菊池涼の打球を好捕する小幡(撮影・田中太一)
 1回、菊池の打球を好捕した小幡
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 「広島4-5阪神」(4日、マツダスタジアム)

 華麗なフットワークを生かし、1回転してからの矢のようなスローイングで先頭打者の出塁を許さない。まさに間一髪のプレーだったが、阪神の遊撃・小幡がまた“爆肩”で魅せた。

 初回先頭、打者は菊池。フルカウントから西勇のスライダーを捉え、鋭い打球は二遊間を破り、中前に抜けると思われた。ただ、小幡が懸命に左手を伸ばして打球に追いつき、力強い送球で判定はアウト。際どいタイミングで新井監督からリクエストが要求されたが、リプレー検証の末、判定は覆らなかった。

 2日・DeNA戦でも中継プレーで遊撃定位置よりもかなり深い位置から地肩の強さを見せ、一走・佐野の本塁生還を防いでいた。2試合連続、強肩でチームを救ったが「先頭が出るだけで乗ってくるものなので、それを防げたことは良かった」と爽やかな笑顔を見せる。

 入団時から一番の武器は「スローイング」。現役時代、遊撃で4年連続ゴールデングラブ賞に輝いた平田ヘッドコーチも19年の2軍監督時代に「線は細いんだけど、肩が本当に強い。天性のものかな」と絶賛したほど。本人も1軍で経験を重ねて自信を深めており、「送球は自信を持ってやっている部分です」と話す口調は力強い。

 開幕戦の京セラの人工芝とは違い、マツダの天然芝はバウンドがイレギュラーしやすいことを体感した。「変な跳ね方をしているのが多かったので、もっと用心して守備に取り組みたい」。事前に想定しながら守備に入り、次も自慢の肩で勝利に貢献する。

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