阪神 オープン戦初の完封負け 森下は2戦連続マルチ、秋山が逆転ローテ入りへアピール

 8回、空振り三振に倒れる佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 8回、遊直に凡退する大山(撮影・西岡正)
 6回の攻撃を終え、選手交代を告げる岡田監督(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、ヤクルト3-0阪神」(19日、神宮球場)

 阪神は再三のチャンスを生かせず、オープン戦初の完封負けを喫した。

 初回は先頭・近本が左中間への二塁打でいきなりチャンスを作る。だが、続く森下の放った投ゴロを相手先発・吉村が捕球し、二塁へ送球する好判断。二走・近本は挟殺プレーで走塁死となり、その間に二塁を狙った森下も二塁タッチアウトとなった。続く渡辺諒が左中間二塁打で再び好機を演出するも、4番・大山は空振り三振に倒れた。

 六回には、2番手・石山から1死一、二塁の好機を作るも、大山が左飛。続く佐藤輝は3番手・成田に対して空振り三振に終わった。

 七回には1死満塁の絶好機で近本が遊ゴロ。一走・小幡が封殺、近本は一塁セーフの判定だったが、ヤクルト・高津監督からリプレーを要求した結果、併殺に覆った。

 その中でも、「2番・右翼」で出場した森下はリーグ連覇に貢献した石山、清水と一線級の投手からそれぞれ安打を放ち、2戦連続のマルチ安打をマークした。

 先発の才木は今年最長の5回を最多73球を投じて5安打3失点だった。最速152キロを計測。四回にはオスナに左中間席へ2ランを浴びたが、3者連続を含む5三振を奪うなど持ち味も見せた。

 2番手・秋山はオープン戦初登板。左肩違和感で開幕ローテ入りが不透明となっている伊藤将に代わって、1軍登板の機会を得た。3回2安打無失点、1三振。逆転のローテ入りへ上々のアピールを見せた。

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