「２軍練習試合、日本ハム３－２阪神」（２４日、タピックスタジアム名護）

　リリーフとしてマウンドに上がった才木浩人投手は、４回を１安打無失点と圧巻の投球。実際に奪ったアウトのうち、実に半数を三振で取る内容だったが「多分もうちょっと取れてるんじゃないかなと思う展開もありましたし」と納得はしていない。

　その要因は決め球のフォーク。「最後の最後、あれだけです（笑）。自分の中では思ってるイメージ通りのフォークというか、思ってた通りの軌道」と明かしたように、追い込んでからの精度や落差に課題が残った。

　それでも最終回は大粒の雨が降り注ぐ中、より集中力を発揮して理想の１球を投じた才木。途中４者連続三振をマークするなど、奪三振マシーンとしての能力は昨年よりもレベルアップしている。

　「きょうみたいにフォークが抜け気味っていうのをできるだけなくしたりとか。試合の中でしっかり修正できるように」と次戦を見据え、「開幕ローテーションに入れるようにアピールしているんで」と力を込めた。