【岡義朗氏の眼】阪神遊撃守備 堅実な木浪、守備範囲と肩が武器の小幡

 「阪神春季キャンプ」(21日、宜野座)

 デイリースポーツ評論家の岡義朗氏(69)が阪神の正遊撃手争いを解説。候補の木浪聖也内野手(28)と小幡竜平内野手(22)それぞれの特徴を踏まえ、その現状を分析した。

  ◇  ◇

 今クールの実戦2試合、練習2日間で遊撃を争う阪神・木浪と小幡の守備を確認した。木浪は小幡に比べると守備範囲は多少狭いが、捕れる打球は確実に処理するなど堅実だ。低い姿勢でゴロを前で捕球するため、テイクバックが小さく送球までの動きも速い。

 小幡は脚力を生かした守備範囲が広く、肩も強い。捕球時にもう少し腰が低くなれば、より安定した送球ができるようになると思うがチームで1、2を争う高い守備力がある。

 木浪が打撃で結果を残しており、現状では一歩リードしているだろう。ただ、小幡は足もあり、レギュラーになれば試合終盤に代走を送る必要はないし、22歳と若いため長くチームを支えてくれる。今後はどれだけ打撃の力強さや確実性を上げていけるかだろう。

 どのポジションでも相手が諦めるぐらい圧倒的な力を見せた選手がレギュラーとなるが、現状では大きな差はない。岡田監督がどちらをショートに選ぶのか、非常に楽しみだ。

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