阪神・岡田監督 2度目シート打撃に「怒ったかいがあったな」鳥谷臨時コーチの指導にも満足

 鳥谷臨時コーチ(右)と並んで練習を見守る岡田監督
 指導する鳥谷臨時コーチ(右)、ノックを受ける中野(51)を見つめる岡田監督(撮影・中田匡峻)
 ベンチで鳥谷臨時コーチ(右)と談笑する岡田監督(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)

 阪神・岡田彰布監督(65)は見どころ満載となった今キャンプ2度目のシート打撃に合格点を与えた。7日は左のサイドスロー・岩田の対戦がすべて右打者になるなどコーチ陣の配慮不足に激怒。「(シート打撃を)やる必要があるのか」といらだちを隠さなかったが「今日は良かったよ」と満足そうにうなずいた。

 「怒ったかいがあったな。ちゃんとやってたわ、今日はな。左バッターが左ピッチャーを対応するとかな、いろんな意味で」

 この日は左の島本に左打者をあてるだけでなく、才木、西純、湯浅は150キロを連発。それに対応した佐藤輝、渡辺諒ら野手陣の仕上がりにも脱帽した。

 「初めてでよう打ち返すよな。俺らの時、無理やで、この時期に150キロのストレートとか、フォーク投げたりな。感心したわ」

 シート打撃だけではなく、鳥谷臨時コーチの指導にも満足顔だ。杉山オーナーとともに、サブグラウンドでの特守を見守った。就任以来、基礎練習を繰り返し「11月から内野手に関してはすごい上達している」。実戦が本格化する前に「最後の締めで鳥谷が味付けをしてくれたらええ」と大きな期待を寄せた。

 チームは確実に変わりつつある。キャンプ中盤以降も、指揮官は手綱を締めていく。

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