阪神・佐藤輝 中野とアベック打点量産や 現在負けなし16連勝の不敗神話継続中
阪神・佐藤輝明内野手(23)と中野拓夢内野手(26)が23日、サンテレビの「キャッチ+&熱血!タイガース党 ~笑顔の4時間! おっサンタSP~」に生出演した。昨季から両者が打点を挙げれば、負けなしの16連勝中という“不敗神話”があり、来季も共闘を約束。また、岡田監督から三塁固定を示唆されている佐藤輝は、二塁コンバートとなる中野と守備面でも貢献することを意気込んだ。
岡田新体制の顔として期待される佐藤輝が、同期入団で2年間、共にレギュラーを張ってきた中野との共闘を誓った。「一番仲が良いんじゃないですか」と、心を許す背番号51と虎を盛り上げる。
来年も“不敗神話”の継続へ、バットで貢献する。佐藤輝と中野が打点を挙げれば、昨年から負けなしの16連勝中と、チームに確かな勢いを生み出している。「同時というのは分かりませんが」と苦笑いを浮かべたが、「みんなで打点を挙げて勝つのは重要。頑張りたい」と決意。2人で打線をけん引する。
リーグ3位の157安打を放ち、上位打線の役割を担う中野の打撃センスについて「積極的に振って行くところが強気」と打撃スタイルに感心している。そんな打者が上位打線にいることは心強い。
「しっかり塁に出たら、僕たちが(走者を)返すのが役目。来年はもっとできればいいかなと思います」
現在はウエートトレーニングでの体力強化と並行して、打撃練習にも重点的に取り組む。自身の打撃映像などもチェックしながら、フォームの改良を重ねている段階。「シーズン中には大幅にはできないので今やっています」と来季仕様の打撃スタイルを模索中だ。
守備面でも共に連係を強めていく。来季、岡田監督は三塁・佐藤輝、二塁・中野の構想を抱いている。2年間は佐藤輝が右翼中心、中野が正遊撃手だった。佐藤輝は「また2人とも新しいポジションなので、しっかり練習して連係プレーをやっていきたいと思います」と息ピッタリなプレーで堅守を見せる。
昨年はクリスマスプレゼントがもらえるとしたら「本塁打が打てる、全てが手に入る。成績が上がる」“魔法のバット”を欲していた佐藤輝。「まだ届いていない」とおどけていたが、グリップ部分を細く削った新バットで進化を披露する。
◆テル&タクのアベック打点全勝中 佐藤輝と中野が揃って打点を挙げた試合は入団以来、16戦全勝中。記録は21年4月14日・広島戦から始まり22年8月20日・巨人戦まで。2人による“不敗神話”は今も継続中だ。