阪神ドラ1・森下 速攻1億円プレーヤー目標 中大先輩のDeNA牧に仰天「子どもに夢を」
阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が14日、大阪府内のホテルで行われた「中央大学野球部激励会」に参加した。同大学出身で、前日にNPB3年目野手史上最高額の1億2000万円でサインしたDeNA・牧に刺激を受けた背番号1。自身も1億円プレーヤー入りを目標に掲げ、先輩の牧や巨人・阿部ヘッド兼バッテリーコーチのような、スピード出世を目指す。
同門の先輩たちがズラリとそろった中大野球部の激励会で、森下はヤクルト5位・北村とともに堂々と胸を張った。プロの荒波に飛び込む2人の目は、希望に満ちあふれている。活躍への思いを強めた一日となった。
「やっぱり億プレーヤーは、また一つの数字となると思うので、なるべく早く行きたいと思いますね。小学生からずっとプロを目指してやっていたので、子どもに夢を与えられるような選手になりたい。結果を残して子どもに夢を与えたい」
新たな1億円プレーヤー誕生に胸を躍らせていた。前日に、中大の2学年上の先輩にあたるDeNA・牧が、3年目野手ではNPB史上最高額となる1億2000万円でサイン。「正直1億円は行くと思っていましたけど、1億2000万円までは行くと思っていなかった。野手最短であの金額はすごいな」と、目を丸くした。
中大の先輩では、牧だけでなくこちらも面識のある、通算2132安打で406本塁打を放った巨人の阿部ヘッド兼バッテリーコーチが、4年目オフに1億2000万円に到達。スピード出世した先輩に追いつけ、追い越せで近い将来、1億円プレーヤーの仲間入りを果たす。
中大OBの残したNPB最多記録にも挑戦する。新人最多二塁打記録は21年・牧の35本がトップで、新人最多本塁打記録は31本で1959年・桑田武がマーク。「(新人記録に)一つ、自分の名を刻めたら中央大学の伝統を継げるので」と自らのバットでかなえる。
12日に新入団会見を終えたばかりだが「(背番号)1番はみんなに似合っていたよという言葉をもらったので、自信を持ってやりたい」と笑顔を見せた。背番号通り、球界のプレーヤーの「一番」を目指し、即戦力の期待に応えていく。
※金額は推定
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