阪神・原口に「若林忠志賞」 19年から小児がん患者らの医療施設に寄付

 若林忠志賞の授与式に参加し、百北幸司社長から盾を受け取る原口(左)=撮影・石井剣太郎
 若林忠志賞の授与式に参加した原口(撮影・石井剣太郎)
 医療ケア施設に今季の安打数・打点数に応じた金額の寄付をした原口(右から2人目)=撮影・石井剣太郎
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 継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組んだ選手を表彰する「若林忠志賞」の表彰式が14日、甲子園球場で行われ、阪神の原口文仁内野手(30)が受賞した。

 受賞式に出席し、「この活動を通して病気と闘っている子どもたち、ご家族のみなさんのお力に少しでもなれたら僕自身うれしい限りです。またこの活動が野球選手としてのモチベーションの1つとなりますので。今後も長く続けられるように日々頑張っていきたい」と思いを話した。

 原口は大腸がんを発症した19年から、神戸市内にある小児がん患者らの医療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」に寄付をしている。この日の表彰式後には、寄贈式も行われ、今季の自身成績に応じた33万円(23安打数本&打点数10打点×1万円)とクリスマスプレゼントを寄付した。

 若林忠志賞は阪神が社会貢献・慈善活動やファンサービスに継続的に取り組み、優れた見識を持つ自チームの選手を表彰する制度として、11年に創設。球団創設時から活躍し、グラウンド外の活動でプロ野球選手の模範となった元投手・監督、若林忠志氏の功績をたたえて命名された。表彰選手には、記念の盾と賞金100万円、活動資金100万円が贈呈される。

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