阪神ドラ3・井坪 近本に肉迫30m走3・93秒「今の時点では」 赤星氏と対面心待ち
いきなり強烈なインパクトを残した。阪神のドラフト3位・井坪陽生外野手(17)=関東第一=が11日、体力測定を行い、30メートル走で近本の3・87秒に迫る3・93秒を記録した。
仲野トレーナーも「パッと見てすごかったのは井坪の走力。うちで言ったら近本に次ぐスピードを持っているかな」と絶賛。走攻守がそろう外野手として期待されている中で、きょうは「走」をアピールした形だ。
ただ、井坪は「自分の一番いい時よりはちょっと劣るんですけど、今の時点ではいいかなと。(自己ベストは)3・78秒とか3・75秒とか」ときっぱり。まだまだ能力を秘めていることを明かした上で「アピールポイントに足もあるので、生かしていきたい」と意気込んだ。
チームには近本、中野ら走力にたけた選手も多い。「技術を教えてもらったりしてこれからにつなげていきたい」と先輩から貪欲に学んでいく考えだ。
甲子園歴史館では5年連続盗塁王に輝いた元阪神・赤星氏のブースで記念撮影。「盗塁の技術はまだ全然足りないので、そこは盗んでいきたい」と春季キャンプで臨時コーチを務める足のスペシャリストから学ぶ日も心待ちにした。次世代のスピードスターへここから一気に駆け上がっていく。