阪神・前川右京 誓った40歳現役 球団OB“しくじり先生”に学んだ目標の立て方とは

1年目選手研修会に臨む前川
研修会の講師を務めた元阪神の奥村氏(球団提供)
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 阪神・前川右京外野手(19)が8日、球団施設内で行われた1年目選手研修会に参加し、40歳まで現役を続けることを目標に定めた。元プロ野球選手で公認会計士になった球団OB・奥村武博氏(43)の講話の中で目標の立て方を教わり、鉄人ばりの現役生活を送ることを決意。プロ4年で戦力外通告を受けた同氏から「しくじり先生」としての助言を受け、息の長いプロ野球選手になると誓った。

 前川はプロ野球選手としての“未来予想図”を思い描いた。プロ生活4年で戦力外通告を受けた奥村氏の「しくじり先生」としての講話を約20分間聞き、プロとしての最大の目標を設定。気合に満ちあふれた表情で言葉を紡いだ。

 「一番大きな目標としては、年で言ったら40歳までやりたい」

 セカンドキャリアで公認会計士となった奥村氏は、自らの経験を踏まえて前川らに目標をかなえるコツを伝授。始めに大きな目標を立て、そこに至るまでの小さな目標を達成していく目標設定の方法を説いた。

 前川は「明日の自分、1年後の自分と分けることを教わった。(目標が)大きすぎると嫌になってしまうことがあるので」と理解し、まず想像したのは1年後の自分。「1年間1軍で戦って、1年後のオフシーズンに振り返られるようにしたい」と来季の1軍完走を小さな目標に設定した。

 その先に見据えたのが、現役生活20年の大きな目標だ。プロ1年目の今季は上半身のコンディショニング不良の影響もあって1軍出場なし。故障の怖さを思い知った。その経験を糧に「体はやっぱり資本なので。40歳までやるって気持ちで体作りをしたい」と鉄人ばりの肉体を手に入れることを決意。奥村氏からは税金に関する説明も受け、「準備しておくことが大切ですね」とお金に関する知識も深めた。

 「1軍で過ごして(来オフは1年を)振り返りたい」と前川。まずは来季の“小さな目標”を達成し、自ら描いた未来予想図を実現させていく。

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