阪神・佐藤輝 本塁打量産バット完成 “大山グリップ”に改良で飛距離もアップ

 新バットを握って確認する佐藤輝
 新バットを確かめる佐藤輝
2枚

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が2日、大阪市内で「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に初参加した。来季30発以上を目標に掲げる大砲は、本塁打増加&飛距離向上を目指し、今季よりグリップ部分を細くしたバットに改良。同じく参加した大山悠輔内野手(27)はファーストミットを入念に確認し、約15分間クラフトマンと意見交換を行った。

 手元に用意された2本の新バットを手に、佐藤輝はグリップの握りなど感触を確かめた。時折、クラフトマンに意見を伝える場面も。新たにグリップ部分を細くした改良点の狙いについて明かした。

 「右手の小指をグリップエンドにかけて打っているが、小指でかけているとどうしてもヘッドが下がりやすい。小指をかけた状態でもヘッドが下がらなくなるようなグリップエンドの形状にできないか模索していました」

 今年はグリップ部分の太いバットを活用していたが、秋季キャンプで大山のバットを借りて「感覚がいい」と実感。大山が使用する緩やかな曲線のタイ・カッブ型のモデルから、少しグリップ部分を削ったバットとなった。

 来季30発以上を目標にする中、本塁打増加&飛距離向上にもつながりそうだ。製作するミズノテクニクスの名和民夫氏は「グリップ側を小さくすれば、重心が先になるのでバットのヘッドは重くなる。ただ、遠くに飛ばす確率も上がる。大山選手より長距離(打者)用に寄っている」と口にした。

 ヤクルト・村上のバットなども手にとって確認した佐藤輝は「人それぞれこだわりがあるなと思いました。今まで以上にこだわりを持って、自分に合うバットを見つけたい」。1年目は24本塁打を放ったが、今季は20本塁打。3年目の本塁打量産へ、握りやすさの増したバットが進化の支えとなりそうだ。

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