阪神・小幡 木浪超えで遊撃奪取誓う 中野二塁転向で好機「レギュラー目指す」
阪神・小幡竜平内野手(22)が18日、高知県内のチーム宿舎で契約更改交渉に臨み、300万増の年俸1400万円でサインした(金額は推定)。5年目となる来季に向けて、木浪超えで遊撃の定位置奪取を誓った。
今季は出場49試合で打率・188。スタメンは16試合にとどまったが「1軍の僅差のゲームで守備固めとして、そこは評価してもらえた」と納得の表情を浮かべた。
岡田監督から守備力を高く評価され、正遊撃手候補に挙げられているが「プロに入ってからは常にレギュラーを目指してやっている」ときっぱり。「その中でもすごい、来年はチャンスになってくる。しっかりつかみ取れるように頑張りたい」と力を込めた。
中野の二塁転向に伴い、最大のライバルは木浪だ。今キャンプは一緒に遊撃守備に就く機会が多く、「目の前で見て、すごくいいものしかない。自分の中に取り入れて、それを木浪さんよりレベルアップしていけたら」と正確な送球などを好敵手から学び、その上で超えていく考えだ。
連日、馬場内野守備走塁コーチに足さばきやグラブを出すタイミングの指導を受けており、「すごく充実している」とうなずく。「一番はケガをしない。そこだけは気をつけて取り組みたい」。訪れたビッグチャンスは絶対に逃さない。