藤浪晋太郎は「中継ぎで開花」千賀4年118億円以上予想 米サイトがFA格付け

 米スポーツ専門サイト「アスレチック」は2日(日本時間3日)、大リーグの今オフのFA選手を格付けし、上位50人を発表。日本選手では海外FA権を行使したソフトバンクの千賀滉大投手(29)が18位に、阪神からポスティングシステムを使って米移籍を目指す藤浪晋太郎投手(28)が50位にラインクインした。

 同サイトの記者が独断でランク付け。50人目に選出された藤浪を「最速は98、99マイル(158、159キロ)でスプリットの決め球があり、ここではこの2つの球種で非常に効果的なリリーバーになるかもしれない」と、先発よりも中継ぎとして評価。制球難でこの2年は二軍で調整した時期があったことを説明し、「過去のコントロールの問題を考えると、ここではリリーフとして機能する可能性が高そうだが、システムが変わることでショートリリーフの役割で開花するかもしれない」と、新たな環境がもたらす変化に期待した。

 同サイトは、今オフ最大の目玉選手としてツインズのカルロス・コレア遊撃手を1位に、2位から5位はトレイ・ターナー遊撃手(ドジャース)、ダンスビー・スワンソン遊撃手(ブレーブス)、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、サンダー・ボガーツ遊撃手(レッドソックス)。投手の最高位はメッツの剛腕ジェイコブ・デグロム。全体8位に入った右腕はオプトアウトの権利を行使して来季年俸3450万ドル(約51億円)の契約を破棄することが予想されており、「1年平均4000万ドル(約59億4000万円)で短期契約のオファーがあると思う」と記した。

 日本選手最高位となる18位だった千賀は投手の中ではデグロム、カルロス・ロドン(ジャイアンツ)、ジェイムソン・タイヨン(ヤンキース)、タイワン・ウィーカー(メッツ)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)らに続いて8番目にランクイン。通算197勝、サイ・ヤング賞3回のクレイトン・カーショー(ドジャース)を上回る順位で「メジャー球団は平均以上の投手と見ているので、4年8000万ドル(約118億円)以上のオファーが出なかったら驚きだ」と高く評価した。

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