岡田新阪神 外れ1位で中大・森下翔太を指名 右打ち即戦力外野手 初めて右手使うもクジ引けず6連敗

 阪神に1位指名され、樫山部長(右)と握手する中大・森下翔太(撮影・高石航平)
 阪神から1位指名を受け、周りから祝福を受ける中大・森下翔太(中央)=撮影・高石航平
 緊張した面持ちでドラフト会議を待つ中大・森下翔太(撮影・高石航平)
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 阪神は外れ1位で中大・森下翔太外野手(4年・東海大相模)の交渉権を獲得した。岡田彰布新監督は、高松商・浅野翔吾外野手(3年)を指名したが、巨人と競合の末、抽選でクジを外していた。

 それでも森下は東海大相模時代、通算57本塁打を記録したスラッガー。右打ちの即戦力外野手は補強ポイントと合致し、岡田監督は前日の会議後、「社会人、大学生で右打者の即戦力の選手もいるみたいやから」と話すなど、評価が急浮上。ドラフト前日にも東都大学秋季リーグ・日大戦でソロを放ち、勝負強さを発揮していた。

 9球団が1位指名を公表するなど、超異例となったドラフト。目玉不在と言われる中、阪神は公表せず当日を迎えていた。過去の抽選は1勝7敗で5連敗中だった岡田監督は、当初からクジ引きには消極的。初めて右手を使ったが、当たりクジが残っておらず、無念の6連敗となった。

 前日、1位指名が予想されていた高松商・浅野の話題に、岡田監督は「どうですかねぇ、本当に即戦力というと右打ちでね、そのへんの見極めになるんちゃいますかね」とはぐらかせば、畑山統括スカウトは「他球団が公表したから、重複するからとかは関係ない。1位に関しては、うちがどうしても欲しい選手にいきます」と語っていた。

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