阪神 中、下位は高校生の有望株指名も 岡田新監督「若い野手を取りたい」

 阪神が高校生の有望株として、佐伯鶴城の古川雄大外野手(18)、富島の日高暖己投手(18)を中位から下位で指名する可能性があることが19日、分かった。

 日本人の父とフィリピン人の母を持つ古川は身体能力抜群の外野手だ。186センチ、91キロと大柄ながら50メートル走6秒0の俊足。スピード、パワーを兼ね備え、将来のスラッガー候補として期待は大きい。

 日高は最速148キロを誇る右腕。今夏の甲子園では下関国際に162球の完投負けを喫したが、潜在能力の高さを見せつけた。野手としても魅力があり、伸びしろは十分だ。

 虎は「育成」を球団指針に掲げ、今ドラフトでも高校生の有望株を指名する方針だ。岡田新監督は「ピッチャーは若い選手がすごくいるんで、本当は若い野手を取りたい気持ちはありますけどね」と本音をチラリ。「まあ残ってるかどうか分からないんでね。だから絶対即戦力というか、そういう気持ちはあんまり持ってないですけどね」と育成に意欲をのぞかせた。

 近年は将来性豊かな高校生を積極的に指名し、今季は湯浅、浜地、西純らが1軍で活躍した。野手でも高寺、前川、中川はファームで結果を残している。来季だけでなく、中長期視点で、常勝軍団への礎を築いていく。

 ◆日高 暖己(ひだか・あつみ)2004年9月16日生まれ、18歳。長崎県諫早市出身。183センチ、76キロ。右投げ両打ち。投手。細島スポーツ少年団でソフトボールをはじめ、富島中では軟式野球部に所属。富島では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒2、遠投100メートル。

 ◆古川 雄大(ふるかわ・ゆうだい)2004年5月25日生まれ、18歳。大分県佐伯市出身。186センチ、91キロ。右投げ右打ち。外野手。上野野球スポーツ少年団で野球を始め、昭和中では佐伯ボーイズでプレー。佐伯鶴城では1年秋からベンチ入り。日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフ。

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