阪神 岡田彰布氏の監督就任を正式発表 2008年以来の復帰
阪神は15日、今季限りで退任する矢野監督の後任に内定していた、球団OBで元監督の岡田彰布氏(64)=デイリースポーツ評論家=の第35代監督就任を正式発表した。就任会見は近日中に行う。
大阪市出身の岡田氏は北陽(現関大北陽)から早大を経て、1979年度ドラフト1位で阪神入団。1年目の80年は新人王に輝いた。85年は3番・バース、4番・掛布の後を打つ5番打者として、64年以来21年ぶりのリーグ優勝、球団初となる日本一に貢献した。
95年にオリックスで現役引退後、98年から指導者として阪神に復帰。2軍監督などを経て、2003年は1軍内野守備走塁コーチとして85年以来のリーグ優勝に携わった。翌04年から星野監督の後を受けて第30代監督に就任。05年にはウィリアムス、藤川、久保田のJFKの継投を確立し、リーグ制覇を果たした。08年まで5年間の第1次政権では05年の優勝を含む4度のAクラス入りと手腕、経験、実績は申し分ない。
10年から12年までオリックス監督を務めた後は評論家として、歯に衣(きぬ)着せぬ独特の口調とあふれる“阪神愛”で古巣への叱咤(しった)激励を続けてきた。多くの若い選手が台頭しているチームで、来季は第1次政権の05年以来となるリーグ優勝、自身が現役時代の85年以来の日本一を目指すことになる。
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