阪神大誤算 西勇輝がまさかの4回5失点KO 燕キラーがぼう然

 2回、追加点を許した西勇は苦しげな表情で引き揚げる(撮影・田中太一)
 2回、追加点を許し、さえない表情で引き揚げる西勇(撮影・田中太一)
 3回、サンタナに中犠飛を浴びた西勇(撮影・佐々木彰尚)
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 「セCSファイナルS・第1戦、ヤクルト-阪神」(12日、神宮球場)

 強力ヤクルト打線にのみ込まれた。阪神先発の西勇輝投手(31)が4回5安打3四球5失点。試合を作ることができず、先発投手の役割を十分に果たせないまま降板した。

 強烈な先制パンチを食らった。初回、2死から連続四球で一、二塁とピンチを迎えて打席にオスナ。左翼席へ先制の3ランを被弾し、苦しい立ち上がりとなった。

 打たれた西勇は左翼スタンドを見つめぼう然。今季、シーズンでは計3戦で防御率0・86と“ツバメキラー”だった右腕が、痛恨の一発を食らってしまった。

 二回は山崎に中前適時打、三回にはサンタナに犠飛を浴びるなどヤクルト打線の勢いを止められず。四回は三者連続空振り三振で、初めてスコアボードにゼロを刻んだが、ここで降板。チームにとっては大誤算で、五回はケラーが2番手のマウンドに上がった。

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