第2次岡田政権 優勝経験者でV組閣 平田2軍監督が1軍ヘッド有力 今岡氏の入閣も検討

 岡田彰布氏(64)=デイリースポーツ評論家=の15年ぶり、2度目の監督就任が内定した阪神。ヘッドコーチには04~06年の岡田政権と同じく平田勝男2軍監督(63)が、2軍監督には和田豊球団テクニカルアドバイザー(60)の就任が有力となっていることが27日、分かった。また今岡真訪氏(48)=野球評論家=の入閣も検討。実現すれば1985年、03年、05年のVに選手、コーチとして関わった面々が主要ポストに就き、脇を固めることになる。

 今回の招へい案において、ひとつのネックになっていたのが岡田氏が08年を最後に球団から14年も離れているという〝ブランク〟の問題だった。それを少しでも解消すべく、起用が有力となっているのが1軍ヘッドコーチ候補となる平田現2軍監督と、2軍監督候補となる和田TAだ。

 平田2軍監督は13年に2軍監督として3度目の復帰を果たして以降、15年に1軍ヘッドコーチ、16年からは1軍チーフ兼守備走塁コーチ、そして19年からは現職の2軍監督に再び戻ってチーム運営に携わってきた。

 一方の和田TAも同じ。兼任コーチとして現役を退いた直後の02年から、1軍打撃コーチなどを歴任。12年からは監督として4シーズン指揮を執り、その後もシニアアドバイザー、テクニカルアドバイザーとして球団に残り、現在はアマ野球の視察なども行い、20年には臨時コーチとして2軍春季キャンプで指導も行った。

 球団運営に長く携わる両氏は現在のチーム状況にも明るく、久々の復帰となる岡田氏をサポートするには最適な人材といえる。また、1軍入閣が検討されている今岡氏も〝岡田野球〟を知る人材だ。

 平田2軍監督は85年には選手として日本一を経験、05年V時にもヘッドコーチとして岡田監督を支えた。和田TAも85年に新人選手として日本一を経験、03、05年優勝時に打撃コーチを務めていた。また、今岡氏は03年に首位打者、05年には打点王に輝き、2度の優勝に貢献している。

 今岡氏がロッテの2軍監督、1軍ヘッドを経て、再び入閣すれば、決定力不足解消への期待も膨らむ。実現すれば〝優勝経験者〟が主要ポストに配置されるという、17年間優勝を待ちわびる虎党の夢が膨らむ第2次岡田政権となる。

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