阪神・青柳 7回無失点も勝利投手の権利を得られず 打撃でも2安打で奮闘
「阪神-広島」(30日、甲子園球場)
今季自己最長の3戦連続で白星がついていない阪神先発の青柳は7回を4安打無失点、4奪三振、無四球の114球で交代した。今季初対戦の広島は1番から7番まで左打者を並べてきたが、粘り強い投球でスコアボードに七つの「0」を並べた。両軍無得点のままでの降板で、今回も勝利投手の権利は得られなかった。
一回は天候不良で試合開始が遅れた。一度はマウンドに上がった青柳だったが突然、強い雨が降り始めた。“雨柳さん”と呼ばれる雨男ぶりを発揮し、プレーボールが見合わされた。阪神園芸の整備を経て、定刻より45分遅れで始まった。
仕切り直しとなった初回は絶好の立ち上がりだった。大盛、野間、西川を3者連続空振り三振に斬った。五回は2本の安打と犠打で1死一、三塁のピンチを招いた。9番・森下のスクイズは捕手・坂本が勢いよく飛び出して打球処理。三走・小園を挟殺プレーでアウトにし、続く大盛も右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
森下との緊迫した投手戦で味方打線の援護がない中、青柳は9番打者としても奮闘。三回2死の第1打席、森下からチーム初安打となる二塁内野安打を放った。五回2死の第2打席も右前打でプロ初のマルチ安打をマーク。いずれも後続を断たれ、得点には結び付かなかった。
七回無死一塁の第3打席はバント失敗で走者を送れず。八回からリリーフ陣にマウンドを託した。
青柳は球団広報を通じて「ここのところ自分自身、本当に悔しい登板結果に終わっていたので、この登板がラストチャンスくらいの思いでマウンドに上がりましたし、自分としては久々にある程度、納得のいく投球ができたかなと思います」とコメントした。
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