阪神 佐藤輝が試合の均衡を破る先制打 「いいところに落ちてくれてよかった」

 7回、先制タイムリーを放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 7回表、佐藤輝は適時打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
 7回、先制タイムリーを放ち、ベンチに向かって手を上げる佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「巨人-阪神」(19日、東京ドーム)

 待望の先制点は、阪神の4番・佐藤輝明内野手(23)のバットから生まれた。代わったばかりの2番手・今村を打ち砕く一撃。左翼席に陣取る虎党がどっと沸いた。

 「途中で投手が変わったので、しっかり落ち着いて集中することができました。いいところに落ちてくれてよかったです」

 両軍無得点の七回。先頭のロハスが山崎伊から左翼線二塁打で出塁し、無死二塁で佐藤輝が打席に入った。カウント1-1となったところで、突如マウンドの山崎伊が異変を訴え、ベンチに下がる。

 数分間の中断後、原監督が投手交代を告げ、左腕・今村がマウンドに上がった。カウント2-2から今村が投じた134キロフォークを強振。やや詰まりながらも打球は左中間に弾み、二走・ロハスが激走で一気にホームイン。ついに試合が動いた。

 これで3試合連続打点となった佐藤輝。初回から好投を続けている西勇にとっても待望の援護点が入った。

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