阪神・ロハスが特大の先制V3ラン「チームの助けになろうと」 8月絶好調打率・367

 3回、先制の8号3ランを放ち天を指さすロハス(撮影・飯室逸平)
 3回、ロハスは右越えに3ランを放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト2-10阪神」(18日、神宮球場)

 文句なしの一撃が阪神打線を勢い付けた。0-0の三回2死一、二塁で3番・ロハス。サイスニードが投じた151キロ直球を完璧に捉えた打球は右翼ポールの上を行く特大の8号3ラン。飛距離だけではない。6試合ぶりに先制点をもたらす、チームにとっても大きな価値のある一発だった。

 際どい打球にヤクルト・高津監督からリクエストが要求されたが、リプレー検証の結果も判定は覆らず。「あそこの場面は何とかランナーをかえそうという気持ちで行きました。今年、自分も思ったような結果が残せていなかった中、チームのためにホームランを打つことができて良かった」。連敗脱出に貢献する一打に、胸をなで下ろした。

 打率1割台で、4日に出場選手登録を抹消された。しかし、大山、北條の新型コロナ感染を受けて「特例2022」の適用で翌5日に再昇格。「矢野監督からチャンスをもらった。何とかこのチャンスでチームの助けになろうという気持ちだった」と発奮した。

 シーズン打率は・238だが、8月は出場11試合で30打数11安打、打率・367。4本塁打、9打点と絶好調で主力を欠く打線を支えている。この日の一発は追い込まれてからバットを少し短く持って対応。「食らいつく意識を持っていたけれど、最高の結果になってうれしいね」。巻き返しに燃えるロハスのバットが頼りになる。

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