矢野阪神 連続試合失策止まるも連敗止まらん スタメン変更実らず「う~ん…頑張ります」

 「ヤクルト4-2阪神」(17日、神宮球場)

 あのどん底と思われた開幕からの9連敗に、あっさり並ぶかの勢いで矢野虎が坂道を転げ落ちている。阪神はついに今季2度目となる8連敗。3カード連続の負け越しも確定した。

 この日は24打席連続無安打と、ぱったりと当たりが止まったロドリゲスをベンチに下げ、「5番・一塁」で原口がスタメン出場。さらに「8番・二塁」に今季初スタメンの植田を起用と、再び打線を変更した。

 原口起用について阪神・矢野燿大監督(53)は「一番気持ちのある選手。何かこう変えてくれるものがあるんじゃないかなという期待も、普段の練習から思わしてくれる選手なんで」と説明。六回先頭で安打を放ち、佐藤輝の2ランにつなげたが、得点シーンはそこだけだった。

 矢野政権ワーストを更新していた連続試合失策は10試合でストップしたものの、やはり主力を欠く打線の得点力不足はいかんともしがたい。中野がコロナ感染で離脱した9日のDeNA戦から連敗が始まり、この連敗中は3度の完封負け。1試合平均1・5点しか奪えていない。

 球宴前に勝率5割まで戻したのも今は昔。借金5となり、首位・ヤクルトとの差は12ゲームまで広がった。矢野監督は悔しさを押し殺しながら、「う~ん…頑張ります」と絞り出すのがやっと。『奇跡のドラマ』は、いよいよ霧散してしまいそうだ。

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