阪神5連勝 才木が1186日ぶり聖地星 打線は四回に打者一巡の猛攻
「阪神7-3ヤクルト」(30日、甲子園球場)
阪神が5連勝を飾り、先発の才木浩人投手(23)が1186日ぶりに“聖地星”をマークした。打線も四回に打者一巡の猛攻で一挙5得点を奪い、その後も得点を重ねて快勝した。
まずは先発・才木だ。初回、二回を簡単に三者凡退に打ち取り、この時点で球数も13球とテンポ感も抜群だった。三回は先頭・オスナ、長岡に連打を許し、続く小沢に犠打を決められ、1死二、三塁のピンチを招いたが、後続を断った。
五回まで無失点投球だったが、7点リードの六回2死二塁で村上に34号2ランを浴び、1軍復帰3戦目にして初めて自責点がついた。それでもすぐに切り替えてサンタナをフォークで空振り三振に。6回4安打2失点の好投で、今季2勝目を挙げた。
打線は両軍無得点の四回2死一、二塁で、糸原が相手右腕・小沢のが初球に投じた126キロフォークにうまく対応。打球は中前へポトリと落ち、二走・島田が快足飛ばして一気にホームイン。糸原の価値ある一打に、球場に詰めかけた虎党のボルテージが最高潮に達した。
さらに2死満塁から梅野が初球の140キロ直球を捉え、遊撃・長岡のグラブをかすめる中前2点適時打を放った。猛攻は止まらず、中野が左前適時打、島田も左前適時打で続き小沢をKO。打者11人攻撃で、この回一挙5点を挙げた。
押せ押せムードは止まらない。六回には佐藤輝が16号ソロを放つと、ロドリゲスも左翼線に適時二塁打を放って2点を加えた。首位ヤクルトに連勝し、ゲーム差を9とした。