阪神・近本「何としても捕らないとと、必死に」汚名返上の超美技で勝利の立役者に

 5回、嶺井の打球を好捕する近本(撮影・高部洋祐)
 5回、嶺井の打球を前進して好捕した近本(撮影・北村雅宏)
 5回、嶺井の打球を前進して好捕する近本(撮影・北村雅宏)
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 「阪神3-1DeNA」(23日、甲子園球場)

 ワンプレーで不穏な空気を一掃した。近本が守備で汚名返上の超美技を披露し、勝利の立役者となった。

 ビッグプレーが生まれたのは2点リードの五回、連打で無死一、二塁の場面。嶺井が放った中堅前方の打球に対して、一瞬の判断を下した。猛チャージでボールを追うと、華麗なダイビングキャッチ。二塁走者はスタートを切っており、ダブルプレーで危機を脱した。

 「微妙だったんですよね。最初、落ちるかな~と思いながら」と振り返った近本。「飛び込もうとか思っていなかった。ただもう、捕るだけ」と無我夢中でつかみ取った。

 お立ち台では「ちょっと前、やらかしちゃったんで。何としても捕らないといけないっていう気持ちで必死に捕りました」と申し訳なさそうに苦笑い。20日・広島戦(マツダ)で平凡なフライを落球し、逆転負けにつながるミスを犯していた。

 バットでは1点リードの三回、1死二塁で今永から右前適時打を放った。「それまで打つボールがなかった」と完璧な投球で追い込まれたが、ウイニングショットのカーブが甘く来た。それを一発で仕留めて貴重な追加点を叩きだした。近本が攻守で躍動し、今季最大16あった借金はついに「1」。勝率5割に目前となった。

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