阪神・矢野監督 打線つながらず2失策にけん制死 「仕方ないでは済ませないように」

 9回、試合を見つめる矢野監督(撮影・堀内翔)
 8回、左飛に倒れた佐藤輝(撮影・佐々木彰尚)
 3回、桑原の打球をファンブルする大山(撮影・田中太一)
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 「DeNA4-2阪神」(29日、横浜スタジアム)

 阪神は競り負けて連敗を喫し、2カードぶりの負け越しとなった。先発のガンケルが4回4失点と踏ん張れず、打線も10安打を放ちながらつながりを欠いて、2得点止まり。2失策にけん制死もあった敗戦を試合後の矢野監督は「仕方がないってことだけでは済ませないようにしていかないと」と振り返り、選手の奮起を求めた。

 以下一問一答。

 -ガンケルはいつもの感じではなかった。

 「ちょっとね、調子は良くなかったんで。ゴロを打たすピッチャーだと思うんだけど、コントロールが甘かったし、ゴロ打たすっていうところもね、ちょっとできにくかったかなという感じやった」

 -先発陣が青柳、伊藤将以外、6回まで持たないことが続いている。

 「理想的には先発が長く行ってくれるに越したことはないけど、ピッチャー9人も入れているし、まずは5回をしっかり投げてくれたらいいなと思うけど。理想を言えばそうなっちゃうけど」

 -リリーフが今日みたいに試合をつくる側面がある。

 「あのままでは流れが変わりにくそうな感じやったし、流れを変えるというところでは、代えて代打で、というところがチャンスがあるのかな、と」

 -三回1死一、三塁で佐藤輝は初球を振って遊飛に。

 「簡単なものじゃないっていうのはもちろんあるし、一方でテルはそこで返すバッティング、相手は返さないようにどういうピッチングをしてくるか考えるわけだから。俺も監督になって横で見てたら簡単なんだけど、打席に入ったら考えながらやらないと」

 -近本が3番でいい形になっている。

 「返すところよね。今日も10本ヒット打って、向こうは5本で4点っていうのは、効率的にね、そこでしっかり返すというのができてないかなっていうのがあるけど、流れとかがどうしてもあるんで。踏ん張るしかないよね」

 -流れもあるが、長坂のけん制死だったりでリズムが悪くなった。

 「それは絶対あると思うよ。気を抜いたってことはないと思うけど、結果的にああなってしまったらそう見られてしまうし、現状少ないチャンスからもぎ取っていかなきゃいけない選手としては寂しいプレーだなと」

 -明日も切り替えて。

 「いいところもあるし、足も絡められてるし。島田なんかも左から打ったりとかそういういい部分もあるし。でも勝てないというのは、ね。いつも言うけど、色々な原因があるわけやし、エラーも含めて。それが仕方がないってことだけでは済ませないようしていかないと。改善して成長していけるように」

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