阪神・中野 起死回生の同点打 前打者・糸井の粘りで発奮「自分がかえしてやろう」

 「阪神6-5中日」(26日、甲子園球場)

 阪神の新リードオフマンがスタンドの熱狂を呼び起こした。2点を追う八回2死二、三塁。ロドリゲスの直球を振り抜き、しぶとく三遊間を破った。熊谷に続き、小幡はヘッドスライディングでホームイン。起死回生の2点タイムリーで、中野がゲームを振り出しに戻した。

 「初球で空振りをしてしまって、思ったよりボールが見えていなかったので、『詰まってもいいや!』ぐらいの気持ちで何とか。気持ちで持っていった結果が、いいところに飛んで良かったなと思います」

 前打者の代打・糸井は10球粘った末に空振り三振に倒れたが、中野はベテランの姿に刺激を受けていた。「何とか自分がかえしてやろう」。バットは折られたが、執念は乗り移った。

 ノビノビと1番の仕事を全うした。初回は左前打と二盗でチャンスメークし、近本の先制打で生還。3-3の同点となった四回は右翼線を破り、今季7度目の猛打賞となる3安打2打点2盗塁の大暴れ。22日・広島戦から1番に座ると、26打数10安打、打率・385の大当たりだ。

 一塁ベース上で披露した「うなぎポーズ」のキッカケは「選手間での(内緒)」としたが、チーム一丸モードは上昇中だ。矢野野球を体現するようなアグレッシブな姿勢で、打線に火を付けていく。

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