阪神が4位転落 広島に引き分け挟み開幕から8連敗 大山18号2ランも実らず

 ベンチで厳しい表情の矢野監督(撮影・飯室逸平)
 7回、中前打を放つ近本(撮影・飯室逸平)
 7回、左翼スタンドへ2ランを放つ大山(撮影・立川洋一郎)
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 「広島5-3阪神」(21日、マツダスタジアム)

 阪神は五回までの5失点が響き、連敗で4位に転落。代わって広島が3位に浮上した。九回に1点を返したものの、これで開幕から広島に対して引き分けを挟み8連敗と、苦しい戦いが続いている。

 先発・床田を打ち崩せなかった。初回から三回までは無安打に抑えられ、初安打が出たのは円陣を組んだ直後の四回、先頭の島田が放った左前打だった。ただ、そこから得点につなげられなかった。

 これで床田には今季3連敗。六回まで計17イニング連続無得点と完璧に抑え込まれていたが、七回に大山が意地の18号2ランを放った。これで月間10発目。球団では2010年6月のブラゼル以来で、日本人選手に限ると、2006年4月の浜中以来の月間記録となった。

 「ビハインドの展開で、流れを変えるためにも、打席の中で何とかしたいという思いだけでした。真っすぐを一発で仕留めることができました」と振り返った一発に続き、九回には適時打を放つなど存在感を示した。

 阪神先発の西勇はピリッとしなかった。立ち上がりにマクブルームに先制打を献上。二回から四回までは三者凡退に封じたが、五回に野間、宇草、菊池涼に3者連続適時打を許し、5回7安打で今季ワーストタイの5失点と、先発投手としての役割を果たすことができなかった。

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