矢野阪神の采配裏目 3戦連続捕手変更も6月初の連敗 三回1死一塁長坂強攻で併殺

 完封で敗れ、グラウンドを見つめる阪神ナイン(撮影・山口登)
 3回、長坂は併殺に倒れる
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 「ソフトバンク4-0阪神」(9日、ペイペイドーム)

 全国的な梅雨入りを待たずに、阪神打線はまたまた湿り始めてしまったのか!?今季3度目となる2試合連続完封負け。今カード初戦、六回の得点を最後に、21イニング続けてスコアボードに「0」を並べる結果となった。

 初回、二回と4三振を含む三者凡退。ソフトバンク先発・レイの調子は明らかに良かった。それだけに少ないチャンスをものにしたかった。先頭の7番・糸井が三塁の悪送球で出塁した三回。打順は下位打線だ。8番・高寺、9番・長坂をともに打たせ、1死一塁は長坂が遊ゴロ併殺で逸機。走者を送らせて好調な1~3番に託す策はなかったのか。

 続く四回にも、先頭の島田が鮮やかなセーフティーバントでチーム初安打を決めて盗塁にも成功。無死二塁の得点機を作るも、中野、近本が続けて投ゴロに倒れて、結局は無得点に終わった。

 「ノーアウト二塁の場面でも、拓夢(中野)が何とか(走者を)進めるとか、やっぱりそういう野球をしていかないとダメ」。矢野監督も厳しい表情だ。6連勝に大きく貢献した大山がこの2試合は1安打のみ。とはいえ大山一人に頼るような勝ち方では、この先の逆襲は期待できない。

 また、初戦は梅野、2戦目は坂本、この日は長坂。梅野の1軍復帰により、今カードは3戦全てでスタメンマスクを変えてきた。このまま投手の相性に合わせた、日替わりの方針で行くのか。シーズン80試合以上が残る中、再考の余地を残すポイントは多い。

 今季早くも15度目となる完封負け。6月初連敗で4カードぶりの負け越しとなった。この日、セ・リーグ首位のヤクルトが勝ち、再び阪神の自力Vが消滅した。

 それでもまだわずかに交流戦は優勝の可能性は残されている。10日からはオリックスとの関西ダービー。交流戦ラストカードを全て勝ちに行くしかない。

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