6連勝の阪神・矢野監督 「ほんとに全体にいい流れを作れている」と投打に手応え

 ソフトバンクに勝利し、ナインを迎える矢野監督(撮影・飯室逸平)
 6回、矢野監督(中央)は先制適時二塁打を放った大山を迎える(撮影・山口登)
 ファンの声援に応える西勇(撮影・山口登)
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 「ソフトバンク0-2阪神」(7日、ペイペイドーム)

 阪神は投打がかみ合い、今季2度目の6連勝。ヤクルトと並んで交流戦首位に浮上した。6月絶好調の大山が六回2死二、三塁から、中堅左へ先制の2点適時二塁打。先発の西勇が6回を6安打7奪三振無失点と踏ん張り、岩貞、アルカンタラ、岩崎とつないで完封リレーを完成させた。試合後の矢野燿大監督も「ほんとに全体にいい流れを作れている」と、チーム状態について手応えを語った。以下一問一答。

 -西勇は援護がない試合が続いていたが、粘って勝ちがついたのは大きい。

 「まあね、ほんと勝ちにつながっていなかったんで。きょうもランナーを出しながらやけど、よう粘ってくれたっていうね。それで勝ちが付いたんで。交流戦明け以降もまたやってくれるんじゃないかなっていう形で行けたんで」

 -足を気にしていたが。

 「なんかちょっとつりかけていたというか、つっていたというか、うん、大丈夫」

 -打つ方はまた大山。

 「そうやね、まあちょっと嫌な、(佐藤)輝のところで入らなかったんで。もう本当に、なにか今やってくれるんじゃないかなっていう雰囲気をすごく出して。走者を還す、もちろん本塁打もそうやけど、こうやって打点を挙げてチームを勝たせるという、そういうのが悠輔自身も思っているところだと思うんで。頼もしくなってきたなと思っています」

 -投打がかみ合ってきて、流れが変わった実感は。

 「でも、島田のバントとか、やっぱり“勝ったからいいよ”では済ませられない。最近ちょっとバントが決まっていないんで。より上を目指すところではそういう反省点もあるし。もちろんいい部分もあるから勝てているわけで、ほんとに全体にいい流れを作れているっていうのはあるので。それを明日以降にもつなげたいと思います」

 -湯浅が抹消。岩貞が七回をきっちり抑えた。

 「今はカジ(加治屋)が行っても、誰が行ってもっていうぐらいのレベルにみんな中継ぎ陣が頑張ってくれているんで。でも湯浅がポンと抜けた中で、サダの最初の登板でピシャッと行ってくれるっていうのはチームにとってもちょっと安定感が出てくるし、サダ自身も落ち着けるような登板になったと思うんで。誰かが抜けて、あーやっぱり湯浅が抜けて、ってなると明日以降にも影響することは出てくる可能性もあるんで。そこでよく投げてくれたと思います」

 -ケラーが昇格。久々で生で見た。

 「生でって(笑い)。今日ピッチングなんか見ているわけないし、2軍の試合は俺も見られるやつは全部見てるんで。まあ、前よりは状態上がってきていると思うし、それは今後のこと」

 -梅野も緊張感持ってゲームに臨んだ。

 「緊張感というか、いったん落ちて上がってきてというのはみんな気持ちっていうのは変わって当然やと思うし、これでゼロで試合を終えられたというのはサダと一緒の部分もあると思うし。リュウもね、今シーズン今のところ思うようにいっていないところなので、そういう意味では抹消の後のいいスタートは切れたかなと思います」

 -前回の6連勝と手応えも違う。

 「いやーそんな違うとかわからへんけど、バッター陣が何とか出来そうな感じが出てきたし、チーム全体で勝てているというか、後からいった選手が頑張ってくれたり、ピッチャーはずっと頑張ってくれてるけど、そういうところではいい形にはなってるなとは思うけど。前回との違いは俺にはようわからんけど」

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