阪神・西純 感謝の交流戦初星 4度目の援護弾「毎試合、大山さんに助けてもらって感謝」
「阪神5-4西武」(1日、甲子園球場)
苦しんだ末に手にした白星だ。六回途中3失点で降板した阪神・西純矢投手(20)だったが「信じるだけでした」という救援陣が踏ん張った。今季3勝目と交流戦初勝利に「今日は勝たせてもらったと思います」と先輩たちに、ただただ感謝した。
ブルペン陣だけではない。打線にも助けられた。特に大山は登板試合に4発目。「すごいですね。ビックリしています。それだけ毎試合、大山さんに助けてもらって感謝しかないです」と最敬礼だ。大山に「4試合連続ですね」と声を掛けると「毎日投げてくれ」と返されたという。抜群の相性が勝利に結び付いた。
西純自身も前回登板の反省を生かした。5月25日・楽天戦は2本塁打を含む8安打と打ち込まれ、5回4失点で今季初黒星。「前回はあまりバッターを圧倒するというところができずに試合に入ってしまった。今日は初回から全力で向かっていくイメージで投げて、それができました」とうなずいた。
課題の一発病も克服した。初回、4番・山川を空振り三振に斬った勢いで連続試合被弾を4で止めた。それでも「先制点を取ってもらい、楽な形で投げることができたけど、六回はランナーをためて交代したのはすごく悔しい」と反省も忘れない。この一勝を機に信頼される投手へと成長していく。