阪神・伊藤将が初の地元凱旋登板で奮闘6回3失点 9安打浴びながらもゲームメーク

 地元千葉で先発した伊藤将(撮影・田中太一)
 3回、追加点を奪われ、元気なくベンチへ戻る伊藤将(撮影・田中太一)
 観戦に訪れた伊藤将の父・正宏さん(撮影・堀内翔)
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 「ロッテ-阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)

 阪神・伊藤将司投手(26)が6回9安打3失点、84球で降板。プロ入り後初めて地元・千葉での凱旋(がいせん)登板に臨んだが、白星を挙げることはできなかった。

 初回は先頭・荻野に中前打を浴びたが、角中を一ゴロに打ちとり、二塁封殺。続く中村は一邪飛に仕留めた。最後は、佐藤都の2球目でスタートを切った一走・角中を捕手・長坂がストライク送球でアウトとした。

 だが、0-0の二回。四球と安打などで2死一、二塁とピンチを招くと、8番・高部に左前適時打を許して先制点を献上。さらに、0-1の三回には、2死二、三塁から5番・レアードに初球チェンジアップを捉えられて左中間を破る2点適時打を浴びた。

 四回以降も走者を背負う展開が続いたが、2併殺を奪うなど持ち味も見せて、何とかゲームメーク。1軍復帰後、2試合連続のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)をクリアした。

 この日は、両親や祖母らが地元での奮闘を見守った。降板後は「要所、要所で粘り切ることができず悔しい投球となりました。チームが逆転してくれることを信じてしっかり応援します」とコメントした。

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