矢野阪神は6連勝でストップ 超満員の甲子園で今季7度目完封負け 小川を攻略できず

 6回、佐藤輝は三邪飛に倒れ悔しがる(撮影・山口登)
選手交代を告げにベンチを出る矢野監督(右)=撮影・吉澤敬太
満員のスタンド=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神0-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 阪神は今季7度目の完封負けを喫し、連勝が6でストップした。勝てば今季セ・リーグ最長の7連勝だったが、繰り返された拙攻に虎党のため息が充満した。

 先発の西勇が立ち上がりにつかまった。

 初回2死一塁から村上に左越え2ランを浴びると、二回には左翼・高山の落球をきっかけに1死三塁から長岡の左前適時打で加点された。

 打線はヤクルト先発の小川を攻略できなかった。

 初回1死二塁では佐藤輝が二ゴロ併殺打。六回は先頭の坂本が中前打で出塁も。西勇は犠打失敗。1死一塁から近本が右前打で一、三塁と好機を作ったが、中野は捉えた当たりの中飛で三塁走者はタッチアップできず、佐藤輝は三邪飛。この日最大のチャンスを生かせず、客席からは落胆の声が鳴り響き、佐藤輝は打った瞬間、バットをたたきつけて悔しがった。

 八回無死一塁も坂本が遊ゴロ併殺打に倒れ、散発6安打で無得点に終わった。

 今季初めて本拠地甲子園のチケットが完売し、超満員の4万2483人が詰め掛けた一戦だったが、虎党に勝利を届けることはできなかった。

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