阪神が今季初の連勝!4万超の甲子園歓喜 力投のウィルカーソン来日初登板初勝利

 巨人に勝利し、タッチを交わす大山(中央)ら阪神ナイン(撮影・高部洋祐)
 5回、ウォーカーの打球を指さすウィルカーソン(撮影・高部洋祐)
 4回、適時二塁打を放つ大山(撮影・神子素慎一)
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 「阪神2-1巨人」(16日、甲子園球場)

 セ・リーグ最下位の阪神が今季最多4万0354人の観客が集まった聖地で宿敵を倒し、今季初の連勝&カード勝ち越しを決めた。

 久々に打線がつながった。1点リードの四回。先頭の近本が中越え二塁打で好機を演出すると、大山がシューメーカーの内角ツーシームを一閃(いっせん)。打球は左翼フェンスを直撃し、近本は悠々とホームを踏んだ。

 会心の適時二塁打はチームとして64イニングぶりの適時打。4番は「目の前でチカ(近本)が良いバッティングをしていましたし、自分もその流れに乗って打つことができました」とコメントした。

 来日初登板初先発のウィルカーソンは6回3安打1失点と力投。序盤から緩やかに落ちるチェンジアップが効果的に決まり、真っすぐの威力も十分で相手打線を翻弄(ほんろう)した。2点リードの六回に岡本和の左前適時打で1点差に詰め寄られたが、粘り腰の投球で同点は阻止。うれしい初勝利を挙げた。

 降板後に球団広報を通じて「初登板ということでワクワクしながらマウンドに上がったよ。初回は少し硬くなってしまったけど、自分ができることをしようという気持ちで、なんとか修正しながら先発としての仕事を果たすことができて良かったね」と話していた。

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