「中日４－１阪神」（１４日、バンテリンドーム）

　今までの自分を超えた。阪神・近本が九回に右前打を放ち、自己最長となる１４試合連続安打をマーク。開幕から全試合で出塁しており、まだ本調子ではないものの、コンスタントに安打を積み重ねる姿が頼もしい。

　４点を追う九回、無死一塁の場面。カーブを捉え、右前打で一、三塁と好機を広げた。大山の犠飛を呼び込み、２試合連続の完封負けは阻止。昨季は３、４月の打率が・２２２、開幕が遅れた２年前は６月打率・１２８。シーズン序盤は不振になる傾向があったが、今季は課題を克服したと言える。

　近本自身は「今はあんまり数字を気にしていないんで。４月は考える時間でもある」と記録に興味を示さない。さらに状態を上げていき、勝利につながる一打を放っていく。