阪神2軍が緊急事態 野手9人しかいない“珍現象”捕手登録5人が5番以降スタメン
「ウエスタン、阪神2-14中日」(13日、鳴尾浜球場)
阪神2軍は、13日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で野手9人での戦いが強いられる緊急事態に陥った。ここまでウエスタン全試合にスタメン出場していた高寺が試合直前に背中の張りを訴えて急きょ欠場。前川、陽川、原口、北條も故障で試合に出場できない状態。さらに12日には植田が新型コロナウイルス陽性判定を受けた江越に代わって緊急昇格しており、この日は捕手登録の5人が5番から連続でスタメンに名を連ねた。
「5番・捕手」で栄枝、「6番・三塁」で片山、「7番・左翼」で長坂、「8番・一塁」で藤田、「9番・DH」で中川の陣容。藤田は初の一塁でのスタメン出場だったが、九回無死二塁で三好の強烈なゴロを胸で止めてアウトにした。六回1死満塁で、左翼・長坂がフライを落球して失点するミスも出たが、平田勝男2軍監督は「違うポジションを守れるなら、上(1軍)に行った時に有利になる」とプラスに捉えた。
「9人で全員が出られる。こんなに有り難いことはない」と指揮官。投手陣も炎上し、12点差をつけられる大敗。それでも「負けてしょうがないという気持ちを持っちゃいけない」と前を向いた。
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